西野亮廣エンタメ研究所のサロンメンバーがサロンメンバーを紹介するサイト「Hito検索」。
今回登場してくれたのは、「割烹・すし きさらぎ」で大将として寿司を握っている藤井 洋一さんです。
「割烹・すし きさらぎ」で大将になるまでや、今の思いをたっぷりとお話しいただきました。
どんなお店の経営を?
藤井 洋一さん(以下、藤井):「割烹・すし きさらぎ」(愛知県豊田市)と「からみそラーメン ふくろう」(愛知県名古屋市)の2店舗を経営しています。
「割烹・すし きさらぎ」は、割烹とお寿司の和食のお店、「からみそラーメン ふくろう」はフランチャイズのラーメン屋です。
普段は「割烹・すし きさらぎ」で大将として寿司を握っています。
「割烹・すし きさらぎ」は、ファミリーから接待まで幅広く使っていただけるお店。
子どもが騒いでも大丈夫です。
これまでの経歴は?
藤井:出身は岐阜県で実家は寿司屋です。
子どもの頃は家を継ぎたくありませんでした。
親と一緒にクリスマスもお正月も過ごせなかったので、飲食業は絶対嫌だと。
でも、家を継ぐために、19歳の時に名古屋の和食調理の専門学校に進学。
専門学校でできた友人と過ごすうちに、飲食業がおもしろいと思えるようになりました。
名古屋で17~8年過ごしたのちに、「割烹・すし きさらぎ」を引き継ぐことに。
そもそものご縁は、跡継ぎがいなかった先代をおじさんから紹介してもらったこと。
先代と2年くらい一緒に働かせてもらいました。
先代が店をやめるとなると、お客さんがいっぱいきてくれて、愛されてる店だと感じました。
こんなに愛されてるから、閉店はもったいないと、引き継がせてもらうことになりました。
先代は、店の名前などを「変えてもいいよ。」と言ってくれましたが、変更していません。
40年のお店の歴史をそのままもらえるありがたさがあるので。
今までのお客さんに試される部分はありますが、期待を裏切らないよう一生懸命するだけです。
スタッフに伝えたい言葉
藤井:スタッフは、昼は4~5人、夜は3~5人くらいです。
西野さんもおっしゃっているように、1人でやると簡単だけど限界があります。
スタッフには迷惑をかけていることもたくさん。
普段は「違うよ。」とか言ってるけど、やっぱり一番伝えたいのは感謝の言葉。
「ありがとう。」
きさらぎ名物『「金」と「銀」穴子の箱まぶし』開発秘話
藤井:もともと扱っていた穴子がおいしいんです。
この穴子を主役にしたメニューを作りたくて、「ひつまぶし」にヒントを得て生まれたメニューです。
「金」はたれ、「銀」は塩で、酢飯バージョンもあります。
実は、日本料理店で修業はしていましたが、寿司の修行はしていないんです。
実家でやればいいと思っていたので。
全く経験のない寿司にしたのは、「できるから」ではなく、「お客さんに求められたから」。
経験がない分、固定観念にとらわれず、自由な発想ができます。
「未経験」ってことは「伸びしろしかない」ってことです。
提供をはじめた日から、満席で注文殺到をした人気ぶりで驚きました。
西野亮廣エンタメ研究所とのご縁
藤井:3~4年前におもしろそうだとサロンメンバーになりました。
当時は起業したばかりで時間がなく、読むだけでしたが、
西野さんの記事で、これまで自分で考えていたことを「やっぱりそうだよな」と思えるのがいいですね。
なんでみんな違うこと言うのかな?っていうのが間違ってなかったと確認できています。
サロンメンバーとの関わり
藤井:サロンメンバーにも食べに来てもらったり、
緊急事態宣言のときに、baseでラーメンなどを買ってもらって助けてもらっています。
サロンメンバーが店に来てくれた時は、
必ず、「サロンメンバーです。」と教えていただきたいです。
忙しそうなときも遠慮しなくて大丈夫です。
せっかく同じサロンメンバーなので、今後も長くつきあいができるような特典を提供したいと考えています。
うちの店だけじゃなく、みんなの店にみんなが行く案を!
この【Hito検索】サイトを見て来ていただいたた方には、大将の気まぐれ逸品サービスを提供させていただきます。
新型コロナウィルスの影響
藤井:ご愛顧くださるお客さまのお陰でコロナ禍でも続けていられます。
緊急事態宣言で営業時間が20時までの要請がありましたが、
店よりもお客さまの方が早くいらっしゃらないといけないぶん大変だと思います。
飲食店はいつも明かりがともっているのがいいところ。
空間を共有できる場として、必要とされていると感じます。
サロンメンバーで困っている方々には、できることをしたいです。
できるだけサロンメンバーのお店に行くなど、なにかできないか?と常に考えています。
楽して幸せにはなれないけれど、周りの人にもみんな幸せになってほしいですね。
割烹・すし きさらぎの情報
〒473-0911
愛知県豊田市本町高根27-5
電話:0565-39-2901
昼 11:30〜14:00 | 夜 17:00〜22:00
https://kisaragi-sakura.com/
【編集後記】
自分の店だけに来てほしいとは思わない。みんなでみんなの店に行く仕組みを考えたい。」という言葉が印象的でした。
コロナ禍で大変でしょうに、みんなでよくなりたいという意識の高さ。伝統と革新のバランス。
さすが、サロンの大先輩です。
是非、お店にお伺いして、藤井さんに直接お会いして、こだわりのお料理をいただきたい気持ちをかきたてられました。
きっと、愛情たっぷりの味がするはず。
記事公開前に藤井さんから、日本食糧新聞社が開催する、東京ビックサイトで行われたファベックス2019、2020、2021年と連続で賞を頂いておりますと連絡を受けました!!!
すごい情報だ。ちなみにファベックスについてはこちら↓