今回取材させていただいたのは、中尾 淳一（なかお じゅんいち）さんです。
美容業を通じて、地元の愛知県名古屋市緑区を盛り上げようと、クラウドファンディングで母校を応援するなど、美容室の新しい可能性を探り、挑戦されています。
中尾さんてどんな人？
名古屋市緑区で美容室4店舗を経営されている美容師さんです。創業は、東京ディズニーランドと同じ1983年、初代社長はお父様。中尾さんは、跡を継がれて「有限会社ヘアークリエイション ナカオ 代表取締役」、2代目社長です。
店舗は以下の4店舗です。
中尾さんが美容師になったのは、大学在学中。ふと美容師を志し、通信制の美容専門学校で免許を取得。ご両親とも美容師で、美容室を経営されていたということもあり、大変身近なご職業だったのです。
大学卒業後、
- 22〜29歳：東京吉祥寺にて修行
- 29〜39歳：名古屋へ戻り、ご両親の店舗でスタイリスト、店長、マネージャーをご経験
- 39歳〜 ：有限会社ヘアークリエイション ナカオ 代表取締役に就任、現在に至る
店舗名の「CN」ってなぁに？
【C=Collect 集める、集まる】＋【N=Nest 居心地の良い場所】＝【cn nakao】
「スタッフ・お客様、みんなが集まる（コレクトする）心地良い空間・場所を提供しよう」という想いが込められています。素敵です！！中尾さんのInstagramやFacebookからも、あったかいお人柄や店舗の様子が伝わってきます。
と、ここまで順調そうかと思いきや、やはり一言で「跡を継ぐ」と言っても、そこは親子だからこその難しさがあったそうです。
「父の経営に関して、私の意見を言うと、父も自分の意見を通してくる。親子だから遠慮がないこともあり、しょっちゅう口論に。それで、私が実家と疎遠になった時期もあった。でも、４店舗とスタッフ約30人を繋げてくれた両親のことを思うと…。そこで、親孝行として、私が社長になってからみんなで旅行をしよう。」と、中尾さん。しかも、このご旅行はご両親だけでなく、実妹お2人のご家族全員も誘い、大人8人+子供8人=計16人で、夏と冬の年二回！
2021年のチャレンジ
2021年のチャレンジは、年内に1店舗を移転、さらにフォトスタジオオープンするとのこと。コロナで経営が厳しいと言われる中、すごい展開！
実は中尾社長は、4〜5年ほど前からお客様の撮影にも力を入れており、成人式の前撮りなどお客様に大変喜んでいただいているそうです。そしてそして、フォトスタジオの場所は、島澄本店の2階。昔、中尾さんご家族やスタッフの住み込み部屋だった約50坪をリフォームしてオープンの予定。
「お客様の中には、小さなお子様連れのご家族も多いので七五三や成人式（マタニティ、お宮参り、初節句･･･etc.）、ご家族の記念にぜひ撮影してもらえたら。」Instagramには、成人式のロケ撮影がいくつかあがっていて、これはすごく嬉しい写真。私も二十歳に戻れたらぜひ･･･（笑）
ただ、コロナ禍でのフォトスタジオオープン。中尾さんのご心境は？
「お金の不安は確かに大きい。4店舗中3店舗はショッピングセンター内にあるため、閉店時間の短縮が影響して苦しいのが正直なところ。でも、コロナ前からフォトスタジオのオープンを考えていたし、社員にも伝えている手前、後には引けない。それに、両親の跡を継いでいる時点で、借金もある。助成金、補助金、金融関連から、借りられるだけ借りて、なんとか繋いでいる。あとは『やるしかない』という覚悟が決まっている。」
･･･中尾社長！ついていきます！と、思わず言ってしまいそうになりました。やはり、その男気があるからこそ、ご両親も中尾さんへ安心してバトンを渡されたのだと思います。正直に意見を言い合えるご自身の両腕となる方へ業務を任せたり、教育の一環として外部講師を招いて社内セミナーを開催されたり。ますます成長されて、ますます大きな会社になるのではと、画面の向こうから熱が伝わってきました。cn nakaoから目が離せません。
西野亮廣エンタメ研究所（オンラインサロン）について
中尾さんが西野亮廣エンタメ研究所（以下、サロン）へ入会したのは2020年春。久しぶりに見た西野さんの口から出てきたのは、絵本「えんとつ町のプペル」のマーケティング話。決め手は、無料配信されている情報の質。有料会員になったらどんなことが聞けるんだろうと、入会。毎日のサロン記事からは、経営者としての感覚、考え方が勉強になっていると感じているとのこと。
サロンメンバーとしての活動は、「リニューアル後の名古屋Candyイベントに参加や、数人の方との交流にとどまります。これからはコロナの様子を伺いつつ、積極的にサロンメンバーさんと交流したい」そうです！
