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2021.07.25

西野亮廣エンタメ研究所 無料公開記事 2019.06.22

定期的な収益なんて、どうやって作るんだろう?

【定期収益を作って、挑戦する】

『しるし書店』を運営している「株式会社おとぎ町」という会社の代表と、
『レターポット』と『西野亮廣エンタメ研究所』を運営している「株式会社にしのあきひろ」という会社の代表と、
スナック『CANDY』を運営している「株式会社スナック」という会社の100%株主をやっています。

三つとも去年立ち上げた会社です。

何をもって「軌道にのっている」と言うのかにもよりますが、収益面で言うと、軌道に乗っているのは“気がつけば国内最大のオンラインサロン”を運営している「株式会社にしのあきひろ」です。

株式会社スナックに関しては、入ってくるお金と出ていくお金がトントンくらいだと聞いています。
月に5~6日しか店を開けていないし、そもそも利益を必要としていないので、このままでもいいと思います。
もんちゃんママが「経営の勉強として売上を伸ばしたい」というのであれば、それもいいと思います。
スナック『キャンディ』は皆の溜まり場になればイイ。

一方、ヒッソリと赤字を叩いているのは『しるし書店』を運営している「株式会社おとぎ町」です。

『しるし書店』のユーザー数は現在8700人程度。
徐々に増えてきているし、実際にユーザーがそこで本を売って、お小遣い稼ぎができているので、僕個人的には、今現在の赤字に関してはあんまり気にしていません。

僕が前から「なんとかしなきゃなー」とボンヤリと気にしているのは、「株式会社おとぎ町」の収益源が『しるし書店』になっている点です。

「株式会社にしのあきひろ」はオンラインサロンで毎月定期的に利益を出して、そのお金で、かなりエッジの効いた挑戦をすることができます。
失敗を恐れずに挑戦できる環境にあるわけです。

『レターポット』なんて挑戦中の挑戦だし、今、作っているオンラインギャラリー『プペル』(僕の絵本を題材にした作品だけを売買できるギャラリー)なんて「どれだけニッチなサービスなんだよ!利用者は何人の想定だよ!」といった感じです。

そして、ついには『えんとつ町のプペル美術館』。

これら全ては“毎月定期的に利益を出してくれるオンラインサロン”があるからやれています。
そして、エッジの効いたことをやって、世の中にポジティブなインパクトを与えられることができれば、サロンのメンバーが増え、更にワンサイズ大きめの挑戦をすることができます。
かなり良い循環だと思います。

 
「株式会社おとぎ町」も、「株式会社にしのあきひろ」でいうところのオンラインサロンのように《定期的に収益を出してくれる仕組み》がないと、エッジの効いた挑戦はできません。

普通に食っていくだけなら、(少なくとも僕の場合は)わざわざ会社なんて作らなくてもいいわけで、わざわざ会社を作った理由は、エッジの効いた(まだ誰も見たことのない)面白いことをする為です。

挑戦しない会社になんて何の価値もありませんので、挑戦できる会社作りをしなくちゃいけません。

「とはいえ定期的な収益なんて、どうやって作るんだろう?」

何も思いつかないので、とりあえず『総会』と称して、会社の飲み会をひらいて、皆からアイデアを貰うべく、一昨日、「株式会社おとぎ町」の総会(飲み会)が開催されました。

株式会社おとぎ町の総会(飲み会)のチケットはすぐに完売。
関西在住の面白い人や、面白いことが好きな人や、面白い人と出会いたい人が、缶ビール&缶ハイボール片手に、ワンサカと集まりました。

会場は、デザインクリエイティブセンター神戸(KIITO)。
株式会社おとぎ町の取締役であり、株式会社フェリシモの代表取締役の矢崎さんにお願いしたら丸ごと貸してもらえました(*^^*)


当日は、矢崎さんや僕に新規事業のプレゼンや相談をする若手もたくさんいましたが(矢崎さんも僕も「とりあえず、やっちゃいましょう!◯◯なら手伝えます!」と簡単に言う)、
矢崎さんや僕をそっちのけで、参加者同士で盛り上がっている人もたくさんいて、それを見た時に「これだ!」と思ったわけです。

「株式会社おとぎ町」の総会(飲み会)は、面白いことをしたい人達の待ち合わせ場所(マッチングサービス)として機能していたのです。

そして、「これこそが定期収益になる。これで、株式会社おとぎ町は少し挑戦ができる」と思ったわけです。

まさかまさかの「飲み会でまわっている会社」です。
厳密に言うと、「飲み会の売り上げで挑戦している会社」です。

もっとも、「飲み会の売り上げ」なんて、会社として挑戦するには本当に微々たる額ではありますが、ただ、会社の収益源が「面白いことをしたい人達が肩を寄せ会うことで生まれている」という点に、面白いことをする会社として、一貫性があっていいなぁと思いました。

「株式会社おとぎ町」の総会(飲み会)は、もう少し整理すると、きっと面白いことになると思います。
他の交流イベントよりも値段が安い理由は、僕がメインになっているか否か(おとぎ町の総会では後半潰れてます)、だと思ってください。

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